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弁護士費用保険とは?知らないと損をする2つのトラブル

更新日:

弁護士

こんにちは
FP(ファイナンシャルプランナー)のホン博士です。

あおり運転」なんて言葉が一般的になった2018年
ドライブレコーダーが爆発的に売れました。

なぜドライブレコーダーが爆発的に売れたのでしょうか?

それは、あおり運転をしてきた相手と争う時、証拠となるからです
示談や裁判をする時にドライブレコーダーの映像は証拠となるのです。

じゃあ加害者との交渉は誰がするのでしょうか?

〇あなた
〇保険会社の人
弁護士

弁護士が一番、多く被害額取ってくれます。

弁護士があなたの最強の味方なのです。

なぜ弁護士が最強なのか

ハニ~ワ君
ホン博士、
「弁護士が最強」と言われると何となく納得いくけど
どうしてなの?
そうじゃな
感情論より「理論」を知りたいのじゃな。
ホン博士
交通事故を例に取ると
「理論」を理解するには3つの基準を認識しなさい

〇自賠責基準
〇保険会社基準
〇弁護士基準

それじゃあ授業開始するぞ!

ホン博士

示談金を決める基準として自賠責基準、保険会社基準、弁護士基準の3つの基準があります。
力関係は単純です。

弁護士基準 > 保険会社基準 > 自賠責基準

弁護幾基準が最強(一番多く被害額が取れる)なのです

自賠責は最低限の保険なので一番弱いのは理解できるでしょう。

しかし一般的には、被害者側と加害者側の保険会社が話し合って
任意保険基準で示談をしてしまうのです。

別にそれでもいいんですよ。

でも、あなたが被害者なら出来るだけ沢山取りたいと思いますよね。
お金の問題もありますが、感情として沢山取りたいものです。
ここで登場するのが弁護士なのです。

保険金を払いたくない保険会社

保険会社の建前は「困っている人を助ける」ですが
ホンネは「保険金はできるだけ払いたくない」なのです。

なぜかって?

そりゃあ、保険金を沢山払うと会社に残るお金が減るからですよ。
当然の心理ですよね。

弁護士が最強な理由

ここで思い出して欲しいのがこの公式です。

弁護士基準 > 保険会社基準 > 自賠責基準

保険会社同士が話し合うと「保険会社同士の顔が立つ」金額に収まるのです。
保険会社基準とは要するにお互い角が立たない金額なのです
(保険会社も痛くない金額、被保険者にも顔が立つ金額)

じゃあ逆にあなたの代理人が弁護士だとします。
相手保険会社の顔を立てる必要なんてありませんよね
保険会社基準より多い「弁護士基準(裁判基準)」で被害金をぶん取ってくれます。

これが弁護士が最強な理由なのです。

弁護士費用保険とは

交渉に弁護士を立てる優位性はご理解いただけましたよね。

ここで登場するのが弁護士費用保険なのです。

弁護士費用保険とは事故があった場合
弁護士を立てる費用を保険で賄えるのです。

じゃあ事故ってどんな事故があるのでしょうか?

ポイント

〇偶発的自己
〇一般事故

偶発的事故、一般事故
この2つがタイトルにある
弁護士費用保険を知らないと損をするトラブルです

弁護士費用保険で賄えるのは上の2つの事故です。
ご自身が被害者の場合加害者の場合ともに対応できます。


偶発的事故

〇自動車事故(被害者、加害者)
〇突発的な事故(人身、物損)
〇自転車事故(被害者、加害者)
〇接触事故(スポーツ事故)
〇上階からの水漏れ

一般事故

〇離婚問題
〇相続問題
〇近隣トラブル
〇賃貸トラブル
〇労働トラブル
〇欠陥住宅
〇いじめ
〇名誉棄損
〇医療過誤
〇金銭消費賃借


一番いいのは、保険加入前に
自分の身の回りで起こりうる事故が対象かどうか
保険会社の人に聞いておく事です。

対象なら自分にとって
使える保険と言う事ですよね。

弁護士利用の流れ

ここで弁護士費用保険の商品紹介に行きたいところですが
より深く理解していただく為に
弁護士を利用する際の流れをお伝えしますね。

step
1
相談

弁護士を利用する際、最初に行うのが相談です。
これは弁護を依頼するにあたっての打ち合わせ的な要素も含まれています。
その相談には料金が掛かり

・初回無料
・5,000円(30分)

などに設定されている場合が多いです。

step
依頼(委任)

弁護士に案件を相談して納得すれば依頼(委任)をします。
ここで掛かる費用を委任費用(着手金)と言います。

step
成功報酬

事故が解決すれば報酬の支払いが発生します。

例:受け取った被害額の1割等

弁護士費用保険の商品紹介

弁護士費用保険が使える保険だと言う事は認識いただけましたよね。

じゃあ、どんな商品があるのでしょうか。

代表的なのが以下の2商品です。

〇Mikata(プリイベント少額短期保険)
〇コモン(エール少額短期保険(株))

Mikata → 見方
コモン → 顧問
に掛けてるのでしょうね!

それでは内容を比較してみましょう。

Mikataコモン
保険料(月額)2,980円2,200円
支払限度額(通算)1,000万円
補償対象の立場被害者、加害者
相談料上限1事故:2.2万円、年間:10万円
委任費用
成功報酬費用×

勘のいい人ならお気付きかと思いますが
コモンは成功報酬が発生しても保険金は出ないのです。

前章の「弁護士利用の流れ」にあったように
費用が発生するのは
・相談時
・依頼(委任)時
・解決時(成功報酬)

コモンは月額や安いですが
相談時、依頼(委任)時しか保険金は貰いないので
よーく考えて下さいね。

※コモン(ステイタス)という商品は成功報酬は70%まで出ます。

弁護士費用保険と弁護士費用特約の違い

弁護士費用保険より弁護士費用特約の方が一般的ですよね。
なぜなら弁護士費用特約は皆さんの身近な自動車保険の特約だからです。

この2つの違いは
〇弁護士費用保険 ・・・ 偶発的事故、一般事故に対応
〇弁護士費用特約 ・・・ 自動車事故のみに対応

※以下の記事で自動車保険について紹介しています。

⇒ 自動車保険の解約は要注意、保険解約のウラの裏

偶発的事故と一般事故の違いは分かりますよね。

偶発的事故

〇自動車事故(被害者、加害者)
〇突発的な事故(人身、物損)
〇自転車事故(被害者、加害者)
〇接触事故(スポーツ事故)
〇上階からの水漏れ

一般事故

〇離婚問題
〇相続問題
〇近隣トラブル
〇賃貸トラブル
〇労働トラブル
〇欠陥住宅
〇いじめ
〇名誉棄損
〇医療過誤
〇金銭消費賃借

簡単に言うと

弁護士費用保険の方が守備範囲が広く
弁護士費用特約は自動車事故に特化している
って事です。

じゃあ、どっちがいいの?

これは人それぞれ答えは違いますが
確実なのは
「弁護士費用保険に入っている人は
弁護士費用特約を付ける必要はない」
って事ですね。

保険料的には
・弁護士費用保険・・・3000円まで/月
・弁護士費用特約・・・100円程度/月
です。

弁護費用保険と個人賠償責任保険

「私は個人賠償責任保険に入っているので
弁護士を立てて争う必要はないよ!」

こういう人もいるでしょう。

一部分では正しいですが
トータルで見ると間違いです。

個人賠償責任保険で保険金が下りるのは
賠償責任が生じた時です。
賠償責任は生じるのは自分が加害者の時です

被害者の時は対象外なのです

しかも上記の偶発的事故の方に寄ってますよね。
よ~く考える必要があります。

まとめ

弁護士費用保険というのはあまり一般的ではありません。

しかし、
この記事をここまで読んだ人は弁護士が最強の理由がわかっているはずです。

頭にきて人を殴ったり、暴言を吐いたり
こんな事しても、何の解決にもなりません

かと言って
話し合いだけで全ての問題が解決するわけでもありません。

結局、
最後には弁護士に入ってもらうようになるんですよね。

特に
カッと来やすい人や、交渉事が苦手な人は
弁護士に頼るのが最善の策です。

弁護士費用保険とは
「転ばぬ先の杖」なのです。

そこまで分かっていても大半の人は動きません。
保険手続きが面倒くさいからです。

「納期のある事はスグやる!面倒くさい事は今スグやる!」

最後までお読みいただき
ありがとうございました。

 

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