こんにちは
ホン博士です。
ファミリーバイク特約ってご存知ですか?
ファミリーバイク特約とは自動車保険に付けられる特約の事です。だから、自動車保険に入っていない人は掛けれないのです。
125CC以下のバイクが対象で、対人、対物、自分のケガに対応する保険です。
ファミリーバイク特約には「自損タイプ」と「人身タイプ」と2つのタイプがあります。
このサイトを見ているという事は、自損タイプ? 人身タイプ?
と頭が混乱しているのではないでしょうか。
この2つの違いは分かり難いです。
しかし、結論から言うと人身タイプの方が良い保険です。
少しずつひも解いていきましょう!
なぜ人身タイプの方が良いか
「人身タイプ」の方が補償が手厚いからです。
ハニワの頭でも理解できるように教えてよ!
しっかり聞く事でハニワでも理解できるのじゃよ。以下の内容に集中するのじゃ!
ファミリーバイク特約の補償内容は以下です。
●対物賠償
●自分のケガ
とってもシンプルな保険ですよね。じゃあ、何が「人身タイプ」の方が「自損タイプ」より手厚いのでしょうか。これを解読する事がファミリーバイク特約を攻略するカギです。
以下の表が「人身タイプ」と「自損タイプ」の違いです。ポイントは過失割合が分かれる(例 7対3)場合です。
対人 | 対物 | 自分のケガ | 保険料(年間) | |||
単独事故 | 相手がいる場合 | |||||
自分100% | 相手7:自分3 | |||||
人身タイプ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 20,000円程度 |
自損タイプ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × | 8,000円程度 |
※保険料は目安です
ポイントは「×」の部分です。「自損タイプ」の場合は相手がいる事故を起こし、過失割合が自分と相手に付いた場合は保険金は出ないのです。
相手の保険から相手の過失割合分(表の例:7割)は貰えるが、自分の保険からは出ないのです。例えば、200万円の事故だったとしたら相手の保険からは7割(相手の過失割合)の140万は貰えますが、3割(自分の過失割合)の60万円が自分に直撃するのです。200万円の事故なので60万円を自分で払わないといけないのです。
※140万が貰えるのは相手が保険に入っていた場合です
これって結構大きいですよね。相手のいる事故で過失割合が「10:0」なんて少ないでしょうから「自損タイプ」だと持ち出し分がかなりの確率で発生してきます。
何となく分かってきましたか。
ファミリーバイク特約のメリット
実はファミリーバイク特約ってかなりのメリットがあるのです。
2、事故で保険を使っても保険料は上がらない
3、他人のバイク(125CC以下)で事故しても対象
4、運転者の年齢制限が無い
ファミリーバイク特約のデメリット
2、「人身タイプ」と「自損タイプ」の慎重な検討が必要
3、何年はいっても安くならない
じゃあ自賠責の役割は
忘れがちなのが自賠責保険です。バイクを買った時に強制的に入らされる保険の事です。バイク屋さんで入るのが大半でしょうが、この自賠責について詳しく説明できますか?
お金(保険料)を払っているのに理解してないって勿体ないですよね。
理解してないと言う事は、使える局面でも使えない(使わない)のです。自賠責保険はぜひ理解しておきましょうね。
自賠責保険はいくら
給料明細から天引きされている保険料のように存在感の無い自賠責保険料ですが、実はしっかりした金額を払っているのですよ。以下が保険料です。まとめて払う年数によって割引が発生しています。
契約年数 | 保険料 |
---|---|
1年 | 7,500円 |
2年 | 9,950円 |
3年 | 12,340円 |
4年 | 14,690円 |
5年 | 16,990円 |
この表から分かるのは、5年払いが圧倒的にコスパがいいです。1年払いの半分以下です。お金に余裕がある場合は5年払いが圧倒的にお得ですね。
ちなみに、この自賠責保険、最近ではコンビニでも入れるのです。大手のセブンイレブン、ファミリーマート、ローソン等では店頭で簡単に入れます。
セブンイレブンの場合
2、車種、車台番号、ナンバープレート等を入力
3、レジでお支払い
4、ステッカーを貰いナンバープレート左上に貼る
5、マルチコピー機に行き自賠責保険証明書を印刷
上記、セブンイレブンの場合です。基本的に他のコンビニも同じです。簡単ですよね。
次回以降は継続の時期になるとセプンイレブン(三井住友海上)から満期案内ハガキが届きます。継続する場合はお近くの店舗で簡単に手続きができます。
自賠責保険の金額、入り方はご理解いただけましたね。
自賠責保険の内容
自賠責保険は対人賠償事故(人身事故)のみが対象です。対物は対象ではありません。必要最低限の保険と言えるでしょう。内容は以下です。
補償内容 | 保険金額 |
---|---|
相手のケガ代 | 120万円まで |
相手が後遺障害 | 1級:3000万円 ~ 14級:75万円 |
相手が死亡 | 3000万円まで |
必要最低限の内容とは言うものの、この補償がない状態で人身事故を起こしたらアウトですよね。とても払いきれる金額ではありません。「強制的に入らされる保険」などと表現してしまいましたが、実はとっても有難い保険なのです。
ファミリーバイク特約だと、対人、対物、自分のケガまで賄えるんだね。
ハニワの頭は人間に勝るとも劣らないの(笑)
じゃあバイク保険(任意保険)は
ここまではファミリーバイク特約と自賠責保険について勉強してきました。
じゃあバイク保険はどうなの?
実はバイクにも車の様に自賠責に上乗せの任意保険があるのです。バイク保険とはバイクの任意保険の事です。
役割は車の任意保険と同じです。自賠責保険で足りない部分の上乗せするのです。ファミリーバイク特約も同様に自賠責保険の上乗せですがバイク保険(任意保険)の方が自由度が高いのです。大切な愛車を大事に乗り続けたい気持ちは皆おなじですものね。
おさらいです
自賠責保険・・・対人のみ
ファミリーバイク特約・・・対人、対物、自分のケガ
バイク保険・・・対人、対物、自分のケガ、+α
バイク保険(任意保険)で +α できる補償
〇携行品(事故でデジカメ等が壊れた場合)
〇盗難時の臨時費用
〇弁護士費用
〇ケガを手厚くできる
〇ロードサービス
上記は一般的な特約(+α)ですが、保険会社によっては様々な特約が用意されています。
バイク保険(任意保険)のメリット
2、年齢割引やゴールド免許割引がある
3、125CC以上のバイクに乗り換える時の手続きが簡単
バイク保険(任意保険)のデメリット
2、初期はファミリーバイク特約より高い
結局どれに入ればいいの
3つの保険が登場しました。
●自賠責保険
●バイク保険(任意保険)
ご理解いただけていると思いますが、自賠責保険は必ずはいらなければいけません。悩ましいのはファミリーバイク特約とバイク保険(任意保険)ですよね。これはご自分のバイクとの接し方によってきます。以下を参考にして下さい。
補償の手厚さ
バイク保険(任意保険) > ファミリーバイク特約 > 自賠責保険
保険料の安さ
自賠責保険 > ファミリーバイク特約 > バイク保険(初年度)
例えば学生の期間中だけならファミリーバイク特約の方が得でしょう。
しかし、社会人でずっと乗り続ける場合は等級割引のあるバイク保険(任意保険)の方がお得になってきますよね。
まとめ
ファミリーバイク特約の「人身タイプ」、「自損タイプ」の違い
ファミリーバイク特約、自賠責保険、バイク保険(任意保険)の違いはご理解いただけたでしょうか。
自賠責保険は必ず入らないといけない保険です。これが切れて乗っているのは違反です。更新手続きはバイク屋でもコンビニでも手軽に行えます。
ファミリーバイク特約とバイク保険(任意保険)を比較した場合、自由度が高いのはバイク保険(任意保険)でしたよね。少しは勉強になったでしょうか。
こういった違いを勉強するのって、非常に面倒です。しかし保険料を安く済ますカギはこれらを理解する事です。しっかり者は上手く活用しています。
でもね、
面倒くさがる人は深く考えておらず、いざという時に役に立たない保険にしか入っていない可能性があるのです。多額の賠償金を求められたら怖いですよね。
「納期のある事はスグやる! 面倒くさい事は今スグやる!」
最後までお読みいただき
ありがとうございました。