こんにちは
ホン博士です。
カフェイン中毒で死亡する場合もあるってご存知ですか。
2015年、九州で急性カフェイン中毒で亡くなった方がいるのです。その方は20代の男性で、深夜勤務中に眠気覚ましにエナジードリンクとカフェイン製剤を同時に飲み過ぎたのです。その結果としてお亡くなりました。
このようにカフェイン中毒という聞きなれない症状で死に至る事もあるのです。
確かにカフェインには眠気覚ましや集中力の向上といった効果を感じる方は沢山います。そして実際に効果も見られます。しかし、摂取方法を間違ってしまうと最悪、死に至るという非常に怖い成分なのです。
この記事ではカフェインの適正摂取量やカフェイン中毒の症状をお伝えします。
カフェインの適正摂取量
仕事であと一頑張りしたいサラリーマン、テスト勉強で眠気と戦っている学生さん、ついついコーヒーやエナジードリンクに手が伸びてしまいますよね。
はたまた長年の習慣で毎日10杯以上コーヒーを飲んでいる方もいるでしょう。
こういった方は一度立ち止まり、自分のカフェインの摂取量を計算してみる事をお勧めします。なぜなら過剰摂取による症状が現れる場合があるからです。
実際にどれくらい摂取しているか
下表をご覧ください。カフェインが含まれる主なドリンクの一般的な含有量です。
含有量 | 備考 | |
---|---|---|
インスタントコーヒー | 60mg | 100ml |
缶コーヒー | 100-150mg | 180ml |
エナジードリンク | 22-142mg | 250ml |
栄養ドリンク | 30-50mg | 50ml |
眠気覚ましドリンク | 100-150mg | 50ml |
ウーロン茶 | 20mg | 100ml |
コーラ | 10-19mg | 100ml |
ザックリとした含有量の目安ですが、ご自分の一日あたりの摂取量は把握できましたか。これを知る事が予防への第一歩です。
どれくらい摂取するとヤバイか
じゃあ自分はヤバイ摂取量の何合目まで来ているか確認してみましょう。各体重でどれ位は安全かという目安表です。
体重 | 成人 | 小児~成人 | 妊婦、授乳婦 |
---|---|---|---|
40kg | 120mg/回 | 120mg/日 | 200mg/ |
228mg/日 | |||
60kg | 180mg/回 | 180mg/日 | |
342mg/日 | |||
80kg | 240mg/回 | 240mg/日 | |
456mg/日 |
見方はわかりますか?
例えば60kgの人だと1日の摂取量が342mgまでです。という事は上の上の表だと缶コーヒー(100~150mg)4本でアウトです。一回の摂取量が180mgまでなので缶コーヒー2本でアウトです。
そういった人は糖を気にして、ブラックや無糖で飲んでおらんか。糖分的にはセーフかもしれんが、カフェイン的には大きくオーバーしておるのじゃ。それはアメリカンで飲んでおったとしてもじゃぞ!
その目的は眠気覚まし、集中力アップ、習慣などと色々あるのじゃがこのまま飲み続けるのは危険なのじゃよ!
ホン博士とハニ~ワ君の会話はどうですか。コーヒーの過剰摂取は悪いとの事ですよね。同様にエナジードリンクの過剰摂取も良くありません。なぜならエナジードリンクはコーヒー同様に多量のカフェインを含んでいるからです。
ここからは、カフェイン中毒になるとどうなるかを見て行きましょう。
カフェイン中毒ってこんなに怖い
ここまでで、何をどれ位 摂取するとカフェイン中毒になる可能性があるかはご理解いただけたと思います。じゃあカフェイン中毒になると、どういった症状が現れるのでしょうか。
カフェイン中毒には2つのタイプがあります。
●慢性カフェイン中毒
冒頭で説明した死亡例は急性カフェイン中毒にあたります。逆にコーヒーの過剰摂取は慢性カフェイン中毒にあたります。どちらも恐ろしい中毒なので気を付けましょうね。
急性カフェイン中毒
短時間で大量のカフェインを摂取した場合に起こる症状です。上の章で1回に摂取しても大丈夫な表、1日に摂取しても大丈夫な表を作りました。この値を大きく超えると急性カフェイン中毒の症状が現れる可能性があります。症状は以下です。
〇身体 : 吐き気、めまい、不整脈など
慢性カフェイン中毒
日常的に長期間にわたり摂取する場合に起こる症状です。毎日コーヒーを大量に摂取して起こるのは慢性カフェイン中毒です。こちらは極端な症状が現れないので分かり難いのが特徴です。
頭痛や胃痛が続くようなら疑って下さい。少しでも疑いを感じたなら医師の診断を受けるのが良いでしょう。
カフェイン中毒と保険
ここは難しいところです。
保険加入時に告知義務と言うのがあるのをご存知ですか。自分の現状を嘘、偽りなく告知しないといけないのです。ここでウソを言う事を虚偽申告と言います。
自分に中毒症状があるのを知っていて嘘を申告したり、隠しているのは×です。後に発覚した場合は保険の支払い対象にはなりません。
逆に保険加入してから中毒症状を患った場合等は、加入後すぐの症状だと支払い対象にならない場合があります。いわゆる待期期間が設けられる場合があります。
中毒と保険に関しては様々な見解があるので保険を扱っているFP(ファイナンシャルプランナー)さんに相談するのが良いでしょう。
支払対象になる可能性が高い保険は
となるでしょう。
※「無告知型」、「引受基準緩和型」保険に関しては、以下の記事で紹介しています。
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まとめ
あなたはカフェイン中毒に侵されていないですか?
毎日コーヒーを大量に摂取する場合に患う慢性カフェイン中毒は極端な症状が現れないので気付きにくいのが特徴です。しかし、確実にあなたの身体をむしばんでいきます。
エナジードリンクの短時間での大量摂取も非常に危険です。実際にお亡くなりになっている方もいます。確かにエナジードリンクを飲むと「身体にいい事をしている」と言う気持ちになります。しかし、摂取量を間違えると命取りなのです。
こういった情報はあまり表には出てきません。なぜなら飲料メーカーが売上が落ちるのを懸念するからです。何らかの力が働いているかもしれませんね。
「自分の身は自分で守る」
これが基本です。その為にエナジードリンクを辞めるのも1つの手だし、保険加入で備えるもの1つの手です。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。