こんにちは
ホン博士です。
乳がんは女性の病気、と考えがちですよね。実は男性も少ない確率ですが乳がんになっているのです。どれ位少ない確率かと言うと、全乳がん患者の0.5%~1%程度です。
乳がんに罹患(りかん:乳がんになる)する人は日本全体で年間8万人程度なので、男性の乳がんは年間400人~800人程度と推測されます。
日本の人口は約1億2千万人なので、6千万人を男性とすると男性10万人に1人程度が乳がんに罹患しているという事です。
ジャンボ宝くじで1等を引く確率が1千万分の1程度なので、男性が乳がんになる確率はジャンボ宝くじで1等を引く確率の100倍と言う事です。ありえなくは無い数字ですよね。
実際「宝くじを当てる」と意気込んで買ってるんじゃないですか。それの100倍の確率なのです。
じゃあ男性が乳がんになるとどのような症状が出るか見て行きましょう。
男性の乳がんの症状
一般的な症状としては腫瘤(しゅりゅう:しこりの事)や乳頭の陥没です。これには痛みが伴わない為、発見が遅れがちです。さらに男性は胸など意識する事はほぼありません。だから更に発見が遅れるのです。
男性の乳がんの場合、皮膚や乳頭へのがん細胞の浸潤(しんじゅん:組織内で増殖して広まっていく事)が女性より早いのです。理由は乳腺の組織が薄いためです。
という事は、転移するのが早いので乳がんが引き金となり様々ながんが発症する可能性があるのです。
これが男性の乳がんの症状と特徴です。
どこの病院に行けばいいの
男性の乳腺外来を探すのがベストでしょう。
乳がんの診断自体は女性の乳がんと同じく乳腺クリニック等でも行えます。
でも、男性で乳腺クリニックに行くのはかなり勇気が要りますよね。かと言って、女性のように乳がん検診はないですもんね。
だから男性の乳腺外来なのです。
男性の乳腺外来が中々ない場合は総合病院がいいでしょう。総合病院は基本的に小さい病院からの紹介制です。紹介状が無い場合は選定療養費(5000円以上と決まっている)というのが初診時に掛かります。
でもね、
総合病院の受付で乳腺科に行けと言われれば乳腺科の前で男性が待っていても不自然じゃないですよね。
選定療養費は掛かりますが、受診が出来るならOKじゃないでしょうか。
診断方法
診断方法は女性の場合と同じです。
〇超音波検査(エコー)
〇マンモグラフィー検査
〇CT検査
〇MRI検査
〇生検(組織の1部を取って検査)
自分で行えるのは触診です。男性の乳がんの場合は痛みがなく固いのが特徴です。疑わしい時は自分で判断せず、必ず医師の診断を受けましょう。
保険対応
女性の場合は「女性保険」と呼ばれる商品が保険屋さんから発売されています。これは「医療保険 + 女性疾病特約」が基本形になっている保険の事です。そこに様々な特約を付けて自分サイズの保険にカスタマイズできるのが特徴です。
女性疾病とは乳関係、子宮関係の病気をさします。当然、男性は入れません。
じゃあ男性はどうやって乳がんに備えればいいの?
医療保険に入ればいいのです。普通の医療保険で大丈夫です。なぜなら先程の女性保険は「医療保険の守備範囲内(カバーできる病気)で女性特有の病気になった場合は手厚い」だけだからです。
要するに、医療保険も女性保険も守備範囲は基本的に同じなのです。
医療保険とがん保険の違い
男性が乳がんに備えるには医療保険に入ればいいと前述しました。
じゃあ、がん保険って聞くけど医療保険とどう違うの?
がん保険とは がん の保障に特化した保険の事です。簡単に言うと がん しか対象ではなく、がんの場合は医療保険より手厚いのです。違いを表にまとめました。
がん保険 | 医療保険 | |
---|---|---|
対象 | がん | 病気(がん含む) ケガ |
主な保障 | 診断給付金 手術給付金 入院給付金 通院給付金 | 手術給付金 入院給付金 |
主な特約 | 先進医療給付金など | 通院給付金など |
1入院の支払い限度日数 | 無制限 | 60日、120日等 |
違いは大きく2つです。
〇がん保険には1入院の支払い限度日数がない
がんの場合に診断給付金(一時金)があるのは助かりますよね。これからの闘病に対してお金と心の準備ができます。1入院の支払い限度日数が無いと言うのも心強いです。
がん保険と三大疾病特約の違い
三大疾病特約を付ければ がん も対象じゃないの?
こんな声が聞こえてきました。
三大疾病特約も がん は対象です。しかし三大疾病の中でも特に罹患率が高い がん は別枠で がん保険 と言う商品が出来たのです。日本人の死因は三大疾病(がん、脳卒中、心筋梗塞)で約半分を占めています。その中でも がん は3割を占めると言われています。だから がん だけ別枠で商品化されたのです。
がん保険と三大疾病特約の違いは以下です。
〇三大疾病特約は脳梗塞、心筋梗塞も対象
これだけ見ると「三大疾病特約の方がいいんじゃない」と思うはずです。そこに落し穴があるのです。
がん保険は がん に特化しています。がんには再発リスクというのがあります。それに備えやすいのは がん保険 の方なのです。保険加入の際はよく見比べて下さいね。
がん保険加入時の注意点
がんに備える保険は4種類ありました。
●医療保険
●がん保険
●三大疾病特約
この中で一番頼りになるのは がん保険 と言う事はお分かり頂けましたよね。
理由はこうです。
●診断給付金(一時金)がある
●通院給付金が標準
●1入院の支払い限度が無制限
●再発リスクに対応できる
でもね
実は がん と診断されても保険対応してもらえない場合があるのです。それは保険会社の責任ではありません。あなたの知識不測が引き起こすトラブルなのです。
※がんと診断され保険金が貰えなかったケースです。本当に怖いケースです。
-
がん保険が役に立たない!?本当に困った5つのケース
こんにちは ホン博士です。 みなさん、いざという時に備えて「がん保険」に入っているのではないですか。しかし実際に「がん」と診断されたが保険金が払われなかったケースがあるのです。例えば20年前に上司が「 ...
まとめ
男性でも乳がんになる可能性がある事はご理解いただけたでしょうか。
確立は全乳がん患者の0.5%~1%程度です。男性10万人に1人程度が罹患しているという事でしたよね。
症状は腫瘤(しこり)や乳頭の陥没でした。痛みが伴わないので気付きにくいのが特徴でしたね。さらに男性の場合は女性に比べて転移が早いと言う事も学びました。
病院に関しては、
男性の乳腺外来 ⇒ 総合病院
の順番でしたよね。
保険に関しては がん対応 できるのは4種類(女性保険、医療保険、がん保険、三大疾病特約)あり、がん保険が一番手厚いことも分かりました。
男性が乳がんに罹患する確率は非常に低いですが、がん保険に入っておけば他の がん に罹患した時にも使えるので入っておいて損はないです。
はっきり言って保険加入の手続きや見直しって非常に面倒です。しかし、この面倒を乗り越えた人は適切な保険に入れているのです。
逆に入っていない人は がん と診断されても保険金は下りず、心もお金も打ちのめされ、最悪の精神状態で がん の闘病が始まるのです。
「納期のある事はスグやる! 面倒くさい事は今スグやる!」
最後までお読みいただき
ありごとうございました。